JAPICとは

ごあいさつ (平成28年 年頭のごあいさつ)


会長
宗岡正二

Muneoka Shoji
新日鐵住金(株)代表取締役会長

新年明けましておめでとうございます。

私どもJAPICは、昨年も様々な活動を積極的に展開してまいりました。これも偏に、熱心に検討にご参加頂いた関係各位のご支援とご協力の賜物と厚く御礼申し上げます。

昨年の世界経済は、総じて減速気味に推移いたしました。米国やインドは依然、個人消費が堅調で、EUも緩やかに回復してきました。一方、原油をはじめとする一次産品価格の下落と中国経済の変調等により、新興国や資源国の経済は大きく下振れしました。特にロシアとブラジルは2年連続のマイナス成長となり、世界経済を引っ張ってきた中国が過剰債務問題などを抱え、景気減速が鮮明になったことによって、大きな影響を及ぼしています。
中国は、過剰生産能力、環境汚染、都市と農村との所得格差、少子高齢化による労働人口の減少等、深刻な構造課題を抱えており、我が国としても、足元の景気減速と、第13次5ヵ年計画に織り込まれた今後の構造改革の行方を、緊張感を持って注視していく必要があります。
一方、我が国では、安倍政権が「決める政治」をしっかりと実行することにより、電力・ガスの自由化、消費税増税、法人税減税、外国人観光客の誘致、インフラの輸出、TPPの大筋合意等、成長に繋がる政策を次々に推し進めてこられました。
しかし、具体的な成果が出るのは、これからです。加えて昨今の不透明な世界情勢もあり、我が国の経済は今一つ力強さを欠いています。本格的な景気回復と経済再生は、道半ばと言わざるを得ません。中長期的にも少子高齢化が進む中で、財政健全化を図りつつ、成長力を強化していくという、極めて難しい構造問題を抱えています。

内外とも不透明な時代ですが、私どもは「民間企業の知恵出しやイノベーションが我が国の成長の一翼を担う」との気概を持って、「安全・安心の国土強靭化」「国際的な立地競争力強化」「地方の活性化」を三つの柱に、ストック効果を備えた、具体的で実現可能性のあるプロジェクトを提言していく考えです。

第一に、地方での人口減少や高齢化が懸念される中、インフラのみならず、ライフスタイルの在り方も考慮し、次世代モビリティを活用した「コンパクトに、ネットワークで繋がる社会」を、どう実現していくのか検討していきます。

第二に、東京オリンピック・パラリンピック後を見据えて、国土強靭化と地方創生の観点から、災害に備えた、事前の復興対策を織り込んだ街づくりや、平時・災害時の防災機能を備えた道の駅のあり方等を提示していきます。

第三に、我が国の製造業の投資や観光開発に貢献する、道路・空港・港湾のネットワーク化(ラストワンマイルとミッシングリンクの解消)を、首都圏と地方の双方で、どのように進めていくのかを検討していきます。

更に、中村英夫副会長のもとに、昨年新たに設置した「国土・未来プロジェクト研究会」で、30、40年先の将来を見据え、「安全で、美しく、活力ある国土」を実現するという考えのもと、全国のプロジェクトを精査中であり、効果を評価したうえで提言に繋げていきます。

私どもは、日本創生委員会と様々な委員会活動を通じて、政界・官界・学界と産業界を繋ぐプラットフォーム機能を一段と発揮し、我が国の明るい未来の実現に貢献してまいりたいと存じます。引き続き、皆様方の力強いご支援とご協力を心からお願い申し上げます。

概要

活動内容

沿革

役員一覧

会員一覧

入会のご案内